感情をコントロールする


「もし行動が感情に支配されているとするならば、それは私たちが自らの責任を放棄し、そうさせたからにほかならない。」

『7つの習慣 P101』


感情は操作できるのでしょうか、それとも、自然に引き起こされるものであって人間によって操作できないものなのでしょうか?

ここで取り上げているのは「自分の感情」であって、他人の感情ではありません。

感情というものは自然のものであって、それが自分自身の感情であっても自分でコントロールできないのであれば、仕方ありません。

感情のおもむくままに、話し、行動し、感情に左右されたままの状態で死んでいくしかありません。

それはあたかも野生動物のようです。

そうではなくて自分自身の感情というものは自分自身でコントロールできるものであれば、その感情をコントロールして、人生の目的を達成に導くことができます。

例えば、「運動する」ことは体にも精神にも良いことだとはわかっているけど、運動することは【つらいし、つかれるし、苦しいし、時間がかかるし、お金もかかるし、etc・・・】という感情が自然に沸いてきたら、「運動する」ことを拒否し、重大な健康障害を引き起こすことになります。

では、「運動する」ことは【楽しい】という感情を意図的に創造してみましょう。
運動することは楽しいのです。
つかれようが、つらかろうが、苦しかろうが、時間がかかろうが、お金がかかろうが、誰がなんと言おうが、自分自身の感情としては【楽しい】のです。

そう考えると、実際に運動しているときに苦しい局面が訪れても、「運動する」ことは【楽しい】ということで運動していますから、なんらかの楽しい面を見出すこともできてきます。

結局、これまで感情というものは自然発生的なものでコントロールできないものだと思っていたとしても、実は自分の感情は簡単な方法でコントロールすることが出来ることに気が付きます。

簡単な方法とは、「感情を意図的に創造する」のです。

このことはジェームス・スキナー氏の『成功の9ステップ』でも述べられていたと記憶しています。

感情を支配・コントロールすることは、7つの習慣の第一段階である自分の主体性を発揮することの核であります。





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